喫茶去

日日是好日。皆様にとって毎日が好き日でありますよう。

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【読後感】岡倉天心『茶の本』~琴馴らし~

和楽の記事をよんで『茶の本』を思い出したので読み返そうと思いました。*1ただ以前ちょっと読み解きにくかったのを思い出し、別な訳がないかしらとまずは図書館で探してみました。そして見つけたこの本。

本のお茶―カフェスタイル・岡倉天心『茶の本』

 

これは写真もきれいで、『茶の本』から引用した文章が頁の中で漂っている印象。初めて手に取る方は読みやすくていいのではないかなと思いました。

 

これを読んだらしっかりとした全文を読みたくなったので今度はアマゾンで探す。新訳でこんなのが出てました。kindleだと半額位でした。

新訳・茶の本―ビギナーズ日本の思想 (角川ソフィア文庫)

 

訳者大久保喬樹さんによる解説もあり、すんなりと文章の背景が頭に入ってきます。この本の中にでてくる琴の話。これが既出の”もてなし””おもてなし”の話と似てるなと思い出したようでした(私が)。

『琴馴らし』の詳細はここには書きませんが、天心はこの故事を引き合いにだし、芸術家と鑑賞者との関係性を述べてます。茶会というものが主客どちらかが欠けても成り立たないように、芸術を制作するものと鑑賞者は双方に相手を思いやり、お互いに歩み寄る事が必要だと説いてるのです。

 

天心はこの本の中で、老荘・禅の思想が根底に流れる哲学的意義づけをすることで日本の文化について紐解こうとしています。

*1:こちらにいきさつかいてます

nogajika.hateblo.jp

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