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地域創造セミナー「広がるアウトリーチの可能性」


他にも感想を書きたい舞台やらセミナーもあるのですが
今年は自分が地域創造の登録アーティストなので、取り急ぎのこのセミナーの覚書を。



まずは実際実施されたアウトリーチ内容をまとめた映像をみる。
一つは身障者と一緒に舞台をつくるダンスのアウトリーチ
一つは老人ホームで一緒に音楽をつくるアウトリーチ



これを見た上で、アーティストが学校や福祉施設いって実施する
アウトリーチ活動の意義とこれからのアウトリーチ活動についてディスカッション。


アウトリーチは学習として成立するのか?」という質問に対しての答えを
説明して下さった苅宿教授のお話。


アウトリーチは「感動をわかちあう場つくり」であると考えるべき。
つまり、学んだらすぐ何かを目に見えるものや結果を生み出す獲得モデルや
競争モデルとしての学習と定義するべきではなく、
経験そのものを、それまで学んだこととの突合せで
コミュニケーションの力を育てる場(共同体作り)にする場なのだと認識するべき。



老人ホーム苑長の桜井先生いわく
音楽と接したことで’本質的な自分を思い出すきっかけ’になる。
管理され標準化されていく施設の中で、アートと触れ合い共同作業を行うことで
それぞれのわがままを共有し、自分のidentityを再発見したとのこと。


また、コンドルズ主宰のダンサー近藤さんいわく
共同作業をすることで「なにがおこるかわからない」ものが生まれるとのこと。
(苅宿教授によると、同期発火(感情表出が他者につたわっていくこと)と
感染動機(すごい人が近くにいるとそれが感染する)が作用する為との事)



しかしながら、「何が起こるかわからない」アウトリーチの重要性を
伝えることが非常に難しいのが実情。
アーティストと受け手側、または現場の先生、ホール関係者にとって
予測不可能な化学反応は非常に意味のある事だが、
それを現場にいない人に説明するのは難しく、その結果ばかりを求められる。
だからこそ、ここにコーディネータの役割は重要。

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