喫茶去

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芸術家派遣プロジェクト意見交換会


鹿児島市で行われている「芸術家派遣プロジェクト」。


教育委員会の委託でNPOかごしまアートネットワークが参画、
地元のアーティストを鹿児島県下の小中学校に派遣して
芸術に親しむ機会を提供するというもの。


2004年の第1回目に参加して以来、
それ以降は個人的には参加できなかったのですが、
このプロジェクトはその間5年間続行していたそうで、
当初派遣実施校が8校だったのが、今や30校に増え、
生徒数は3倍、参加アーティスト5倍に増えてるそう。


今日は今までの反省点や注意点、これからの留意点など、
意見交換会のような研修会が行われました。



プロジェクトが巨大化するにつれて
色々な問題点が出てくるのはどこでも一緒の事。


だからこそ原点にもどったプログラム作りが必要かなと感じました。


子供に媚びる必要もない。
でもアーティストの自己満足であってもいけない。
演ずる事に必死になりすぎてもいけない。
でも本気さを子供達に感じさせなくてはいけない。


ワタシ達が学校の現場で芸術を出前するのは何故なのか?



小さい頃思いました。
「なんで、こんな嫌いな教科を勉強しなきゃいけないのかなー。」


でも今だったらこう考えます。
それはすべての教科をやることによって
子供達に色々な選択肢や可能性を指し示すためなんじゃないかと。
主要3教科だけ最初から習ってたんじゃ、
人は何が自分の得意分野なのか、好きなのか、嫌いなのか、さえわからない。
そして体系的にモノを習得するという訓練も出来ないわけです。
だから人はまんべんなく、とりあえず色々な教科を学ぶ。


芸術も一緒。
100%の子供達が100%同じ芸術を好きになるわけじゃない。
感じる子供もいれば、わー、これ苦手と気付く子供もいる。
でもそれで良いと思う。
気付くという事はとても重要な事だから。


そう、ワタシ達が学校の現場で芸術を出前するのは何故なのか?


それは子供達にこういう表現方法やこういう職種や
こういう芸術があるんだよとその可能性をしめすためだと私は思います。
それは学校の場でないと子供達に半ば強制的に鑑賞させる場は他にはないから。
「ホールで演奏会しますから皆来てねっ」というのとは意味合いが違います、きっと。


その後子供達がどうチョイスするかは自由。
例えば箏を弾いて、皆が箏習い始めたら、そりゃもう小躍りです(笑)
でもそれを狙ってのプログラム作りは何かが違う。
自分達の利益になる事を考えた時点で既に子供目線から
そのプログラムはかけ離れてるのかもしれないと思いました。



ただこの楽器を、この美術を、この写真を触れてほしい!!!


という思いが共通認識にあるだけで
このプロジェクトはきっとまた原点に戻っていくんじゃないかと
ふと思いました。